よくあるご質問

よくあるご質問一覧

発熱の意味と正しい対処法

子どもさんが急に発熱する事は日常よくみられる事です。
細菌やウイルスの感染によって病原体の侵入に対して体の防衛反応の結果なので発熱自体が悪いというものではありません。夜中の急な発熱などでは余程の重病な感じ(意識が悪いとか呼吸が苦しそうなど)の場合以外は翌日の受診でかまいません。とくにインフルエンザなどでは半日以上経過しないと検査の反応も出難いことを知っておいて頂きたいです。

熱はウィルスや細菌の繁殖を抑え、自分の免疫力を高めるために有効です。ねつが高いから頭がやられるというものではありませんが39℃40℃と高い時は頭を冷やしてあげてください。
熱の対処法としては熱が出てもあわてずに出始めで寒がっている段階、震えているような時は熱さましの坐薬を使ったり冷やすのではなく寒くないように着るものやタオルを掛けるなどして暖めてください。
体は熱を上げてサイトカインや病原体を酸化して無効にする生体の機能が働いている最中なので急いで解熱しないよう配慮してください。
熱が上がりきって暑がる段階になれば
今度は薄着して熱がこもらないよう、涼しくして放熱するようにしてください。
簡単に言えばさむからず→熱からず の順に対処します。

嘔吐下痢症・アセトン血症について
他の項目(ブログの予定)に詳しく解説しますが、
口から胃腸炎を起こすウイルスや細菌(食中毒菌)が入って病原体が増殖すると胃腸炎の症状として吐く(嘔吐)下す(下痢)という症状が出現します。
胃腸に悪いものが入ったので吐き出す、腸で増えたウイルスや細菌は腸内で増やさないために下痢して排除しているとも言えます。早い話し無理やり下痢止めで下痢を止めたら(簡単には止まりませんが)病原体が腸内で増えて病気が重くなります。
熱も同じですが症状を抑える事を考えるだけでは却って体のためには良くないのです。
ここで嘔吐の事についてどこでも言われてない重要な対処の方法をお知らせします。
まず吐くので水分や食事を取るのをやめて絶食にするという対処法は特に小さい子どもさんには適していません。
小さい子どもさんほど脱水にもなりやすいのですが、なんといってもブドウ糖がすぐ欠乏し低血糖にあっけなくなってしまうのです。
お茶や水、イオン飲料は糖分が無いか足りないために糖分補給には全く役にたちません。
正しい対処法は吐けば吐くほど糖分10パーセント以上の甘い酸味の強くない飲みものを飲むようにしてください。
思い着くものとしてはレモンジュースではなくリンゴやブドウジュースなどでしょうか。大きい人はあめ玉をなめるなどです。低血糖になると体のカロリーが不足する為、体の脂肪分をカロリー源として利用し始めます。そうするとアセトンという言わば不完全燃焼成分が出て来て、このアセトンが吐き気を助長します。吐くので絶食にすると益々吐き嘔吐がとまらずひどくなるという皮肉な結果になります。これは発熱でも同じ現象があります。
糖分が不足し体脂肪を燃焼して補う時、アセトン血症になり嘔吐が止まらなくなる。精神的なストレスでなり安い場合を自家中毒と言っていましたが、化学的には飢餓状態でアセトン血症になり易く精神的なストレスでなり易い場合に診断が限定されるべきでしょう。また体質的に低血糖になりすい人も居ますので、糖尿病の人が低血糖になった時の対処法を参考にしてください。
熱性痙攣・てんかんについて
発熱に伴いけいれんを起こす場合があります。熱とともに全身、手足を硬くつっぱり
意識を失い手足をバタバタするような事が数分間続きます。
発熱に伴うけいれん(痙攣)は熱性けいれんといい子どもの20人に1人は起こしたことがあるとも言われます。通常は数分でおさまり意識も回復するものですが何分も呼吸が止まったりすると脳細胞の酸素供給欠乏によるダメージも避けられませんので初回の場合は特に直ちに小児科を受診した方が間違いありません。
この場合は救急車を依頼してもよいと考えます。
通常1回起こすとその日に2回目起こす事は少ないのですが、けいれんを起こした場合ダイアップ座薬という鎮静剤の座薬を10kgで4mgの座薬1本、15kgで61本を目安に使用しその後10時間前後で2本目を使用します。強力な鎭静剤なので数十分から2、3時間は眠ってしまいますが、呼吸が保たれているか注意して観察してください。
熱でけいれんを起しやすい体質や家族、両親にも多い場合もありますが、何回か起こしても発達には影響はないとのデータもあり、一般的に良性のものと言われています。熱には関係なくけいれんを複数回起こす場合は脳内の電気信号の異常放電によるけいれん=てんかんかどうか脳波の検査が必要になりますので小児科医にご相談ください。
インフルエンザの予防接種について教えて下さい。
ワクチンの発症予防効果は40~60%で、確実に感染率は下げられます。脳炎になった多くの患者がワクチンをしていなかったとのデータもあります。妊娠初期は催奇性や自然流産も考えられるので避けたいですが、安定期では接種することもあります。ワクチンは鶏卵で作られていますが、卵白アルブミンは除去されているので、卵アレルギーでもほぼ問題なく接種できます。安定剤としてのチメロサールは無機水銀のため毒性は少なく、すぐに体外へ排泄されます。現在では自閉症との関係も否定的です。効果期間は、接種後2週間目から3~6ヶ月までと、長い効果があります。
予防接種について

予防接種のワクチンの種類がずいぶん増えました。生後2か月から開始です。時期が遅れると接種を逃してしまう場合もありますのでご注意ください。ロタウイルスのワクチンはまだ有料ですが、重症になったり入院が必要となる例が大幅に減りました。肺炎球菌ワクチン、Hibワクチンでは髄膜炎、重症の中耳炎が減りました。北海道では2016年4月からは日本脳炎のワクチンが始まりました。いずれ7歳半までに限定されることも予想されますので今のうちに接種しましょう。20歳の数か月前までが対象で7歳半から9歳までの間は接種休止期間となります。日本脳炎ワクチンも近年のものは副作用も稀ですので早く接種しましょう。また来年4月小学校入学の子どもさんははしか(麻疹)と風疹の混合ワクチンMRワクチンの2回目の 接種がありますので忘れないうちに受けてください。毎年入学してから有料で受けに来るケースがあります。11歳から13歳誕生日前日までの2種混合DTワクチン(3種混合ワクチンの百日咳を除いた追加ジフテリア、破傷風)も忘れやすいので注意してください。追加ワクチンは以前に行った予防接種の効果を高めるためのものです。インフルエンザワクチンも多くは感染して発熱してから免疫防御機能が作動しますので発熱したから効果がなかったという事ではありません。感染を防ぐというより感染した時に発病を防いだり重症化を防ぐものです。子どもさんのワクチンには現行のものは水銀の防腐剤(チメロサール)は使われていません。ワクチンは無効だとか有害などという情報に惑わされて子どもさんの感染症を防ぐことの意義を見失わないよう切にお願いいたします。

下記はワクチンのスケジュールや防げる疾患が載ったサイトになります。
http://www.know-vpd.jp/index.php

お問い合わせ・ご相談などお気軽にお電話ください。

011-881-1505 院長:長野省吾 医療法人社団澪和会ながの小児科 小児科、アレルギー科、漢方診療、栄養治療

診療時間 午前 8:30~12:00 午後 13:30~18:00 土曜日は8:30~12:30まで

診療時間
午前 8:30~12:00
午後 13:30~18:00
土曜日は9:00~12:30までです。
休診日
日曜、祝祭日
所在地
札幌市清田区美しが丘三条2丁目3-1
コートロティ美しが丘1階